天地人の秘密を学習に応用してみる~10回の基準を回転させる~
先日、太極図の流転と天地人の関連を話しましたが、
「転がる岩には苔は生えない」
この言葉、聞いたことあると思います。
岩を転がすには最初は力がいるけれども、転がり出すと、それほど力を
加えずとも、後は自動的に転がっていく。
中国語に万事開頭難という言葉があります。
万事、はじめが難しい。
岩が転がるのも円運動、ということは、
ルーチン⇒習慣行動、こう言葉の意味の含みが広がりますね。
→B→
↑ ↓
A C
↑ ↓
←D←
反復でA~Dの強固な回路が出来てきたら、
Aの初期動作に入ることで、回りやすくなるということですね。
まずは、Aに取り掛かる。
Aの中にはすでにBとのつながりが含まれているから、
自然とBに移行しやすい。
以上のモデルを「学習習慣」に置き換えて考えると、
学習を継続できない典型パターンが見えてきます。
つまり、
そもそも選択肢が多すぎて(参考書の洪水、学習方法の洪水)、
どこから手をつけていいのかわからない。
岩を動かそうにもどこを押せば転がるのかがわからない。
→B→
↑ ↓
A C
↑ ↓
←D←
Aという最も岩が動きやすい支点がわからないため、毎回学習を始める際、
岩の一番下を押したり、一番てっぺんをおしたりしてしまう。
これでは、いくら力を入れても岩は動かない。
中国語コーチングではチェックシートを使って、
A~Dの流れをルーチンワーク化してます。
だから、学習を継続しやすい。
詳細は割愛しますが、こんな流れです。
例:
第1課
□当アクションチェックシートをプリントアウトする
□レッスンのファイルを開いて数字の順番で講義を聞きく(1回)
※本文音声解説を聞く際は、絵を見ながら、本文の理解とイメージを擦り合わせる。
□テキスト→イメージの頭の使い方でテキストを読む(1回)
※なるべく「テキスト→日本語」のように訳して考えないこと。
□新出単語朗読の後について10回の基準を使って大声で読む。
※10回の基準について学習マニュアル参照
□課題文の朗読の後について10回の基準で大声で読む。
□10回の基準を使って読む際、体の力を抜いてリラックスしつつ読む。
□演習問題の解説を聴きながら、自分で解く。
以上のルーチンワークを大綱教材の各課でひたすら反復するだけ。
まあ、つまらない。けど、効果は絶大。
そりゃ、世界最高峰の大綱教材の学習を継続できれば、
ゼロからスタートして7ヶ月で新HSK6級とかはいくわけです。
後の数ヶ月を現場研修に使って、1年でビジネスで使えるレベルに到達という
美しい流れです。
あなたは以下の方に勝てるでしょうか。
S.Yさん
「ニーハオからはじめ4ヶ月と3週間でHSK5級に合格しました。」
阿部先生
いつも大変お世話になっております。
7月22日に受験した新HSK5級ですが、約8割の得点で、無事合格しておりましたので、
取り急ぎ御報告させて頂きます。
今年3月1日より、ニーハオから始め、4か月と3週間という短期間で
ここまでこられたのは、 一重に中国語コーチングのお蔭です。
本当に有難うございます。
得点分布を見てみると、
聴解 80 / 読解 92 / 作文 65
ということで、先生のおっしゃっていた通り、 作文の対策を始めたのが遅かったため、
作文の得点が著しく悪いです。
今回の結果を踏まえ作文についての対策 (おそらく並び替えについては、
ほぼできていますので、高度な内容を記述する際の自然な表現の獲得、
アウトプット能力の向上) をすすめていきたいと思います。
つまり、メルマガにあった、
「“自分の興味のある話題”に関する作文とネイティブによる添削、
その内容の録音と反復練習」を展開していきます。
さて、1年級大綱教材の五冊目と六冊目を終えてからは、
アニメ学習法によるヒアリング力向上と 第三冊と第四冊,
第五冊と六冊の高速復習に軸足を置きつつ、
2年級大綱教材第一冊を2日に1課のペースで進めています。
来週一杯で2年級大綱教材上は終了予定、次回10月21日(日)には
新HSK6級を受験予定のため、それまでに2年級大綱教材二冊を修了予定です。
来年一月以降ビジネスで中国語を利用する上では、
いよいよ、ここからが勝負だと思っています。
引き続きご指導ご鞭撻のほど何卒よろしくお願いいたします。
「新HSK6級合格のご報告」
阿部先生
いつも大変お世話になっております。
10月21日に受験した新HSK6級の結果が本日発表されました。
7割以上の得点(合計216点 聴解67、読解73、作文76)にて合格することができました。
3月1日にニーハオから始めて、7か月と3週間での合格です。
当初目標(11か月間の学習で新HSK5級合格)以上の成果に自ら驚いています。
これも一重に中国語コーチングのお蔭です。
(听力の得点には、反省しきりですが。試験後は75点程度の感覚でしたが、
内容を一部誤認したことと前回5級受験時の反動から読写の学習に少々偏ったことが
原因と反省しています。)
ただ、中国語学習の目的は試験合格ではなく、
実務に役立つ中国語の獲得ですから、 まだまだ道のりは長く、
ここからが勝負だと日々痛感していますが、
本講座に出会っていなかったらと考えると…恐怖さえ感じます。
留学期間の終了(≒ビジネス最前線への配属)という期限が迫る中では、
時間以上の資産はありません。
中国語コーチングのお蔭で獲得した残りの時間を活用して
さらなる成長を目指したいと思います。
(同時にYOUTUBEで見られるドラえもん最終回の中で、
のび太が校内試験で1位を取った時の言葉や彼の決意が思い出されます。
あの最終回を何度も見るうちに、不覚にも涙が流れてきました。)
以上、取り急ぎご報告のみメールにて失礼します。
Sさん:ゼロからスタートして、大綱教材のつまらないルーチンワークを
ひたすらこなし、1年後、中国企業の社内にデスクを構えて、バリバリ中国語で
仕事をこなしている。
Bさん:Sさんと同じ時期に中国語の学習をスタートしたが、未だに、
学習方法で迷い、参考書めぐりをし、中国語もしゃべれず、テレビ報道もわからず、
中国人と全くコミュニケーションがとれていない状態。「まあ、相手は日本語が
話せるからいいや」がいつもの口癖と言い訳。
「円運動の停滞は現状維持という執着を生む。」
アタルかどうかもわからない参考書めぐりと学習方法巡りのギャンブルを続け、
収支はチョンチョン、何の進歩もなかった。
それは悲劇以外のなにものでもない。
まずは、中国語コーチングのURLをクリックしてみるという
あなたの第一指から動かすのはいかがでしょう?
http://chugokugo.sakura.ne.jp/hsk/item2
上で紹介したSさん、昨年、北京でお会いしましたが、
こんなことをおっしゃっていました。
「はじめは9ヶ月で旧HSK8級なんて眉唾物だと思っていました。
ですが、送られてくるメールを見るたびに、これだ!と確信するに
至りました。何故なら阿部さんの言っていることが、私自身、日本拳法で
結果を出していたときに使っていたトレーニングと同じだったからです。」
この1カロリーを消費する簡単な第1クリックという一押しが、
1年後、中国語を自在に操っているあなたを生み出している
かもしれないのです。
http://chugokugo.sakura.ne.jp/hsk/item2
今回の「天地人の秘密(2)」は何だとあなたは思いましたか?
ではまた。
阿部拝